高校の未履修問題のこと 〜 使わなかった現代社会の教科書

ふと思い出したので。
何年か前に高校の未履修問題が話題になった。
今調べたら大騒ぎになったのは2006年だからもう10年近く経つ。

自分が高校生をしていたのは1990年代だったが、1年次に現代社会を履修することになっており教科書も購入したのだが、1回も使わなかった。
実際には地理の授業を受けていた。
2年次に世界史と政経、3年次に日本史の授業があった。

また、1年次に理科Iを履修することになっていたが、実際には生物の授業を受けていた。
主に選択生物の教科書を使ったが、理科Iの教科書を使う場面も何回かあった。
2年次に地学と化学、3年次に物理の授業があった。
地学は理科Iの教科書を使っていたように思う。
地学の教科書を買った覚えがないし、残っていないので。

Wikipediaにこのような状況について記載があった。

高等学校必履修科目未履修問題 背景 1982年実施の学習指導要領 - Wikipedia

1978年(昭和53年)告示・1982年(昭和57年)度以降入学生実施の学習指導要領 [1] から、新しい必履修科目として現代社会が加わった。現代社会が受験科目となる可能性に対して、高等学校の現場では不安が広がった。しかし実際には、共通一次試験を除き、ほとんどの大学は現代社会を入試科目として採用せず、一部の私立大学が、現代社会ではなく同等の[21]倫理および政治・経済を受験科目(選択科目)とするなどに留まった。その結果、主に進学校では、現代社会の教科書を買わせるが、実際の授業は別の科目が行なわれることが多かった。

加えて1987年より、現代社会が共通一次試験・大学入試センター試験の必答科目から削除された。その影響で、この決定がなされた1985年以降、普通科の高校では授業をしない学校が増加した。同様な事例は理科Iにもおきたが、こちらは共通一次試験・センター試験の科目が理科Iでの内容を含む範囲であったため、曲がりなりにも授業は行われていた。