GoogleさんがSymantecのSSL証明書発行プロセスに怒な件どうなった

2016年06月01日以前に発行されたSSL証明書は、下記のスケジュールで信用されなくなることも提案されていまして、
Chrome開発チームによる当初の提案がそのまま実装される見込みはほぼ無くなってきたと判断するのが妥当な状況となっております。

・2017年08月31日(Chrome 62)以降は、2015年06月01日以前に発行されたSSL証明書を信用しない
・2018年01月18日(Chrome 65)以降は、2016年06月01日以前に発行されたSSL証明書を信用しない

Mozilla、Symantecが発行した証明書の信頼性回復に関する議論に参戦

Google Chrome でシマンテック (旧ベリサイン) 発行 SSL 証明書の有効期限が強制的に短縮されたり、EV (拡張認証) が無効になるかもという話


Symantec、同社発行のSSL/TLS証明書を信頼してもらうための対策をGoogleに提案


EVでなければ、有効期限が1年を超えなければ問題なし?


2017.07.28
Symantecよりこんな案内が出ていたことを知る。
2017年8月8日って再来週やんか。

【FAQ】Google ChromeによるSSLサーバ証明書の警告/エラー表示と回避方法について

お客様がご利用中のシマンテックSSLサーバ証明書のうち、2016年6月1日より前に発行された証明書の一部を導入している場合に、2017年8月8日以降リリースされるGoogle Chromeにおいて警告/エラーが表示されるおそれがございます。

該当のSSLサーバ証明書を「更新」または「再発行(無償)」していただき、ウェブサーバ上の証明書を置き換えていただくことで、もしChromeGoogle社の提案が実装されても警告/エラーを回避することが可能です。

Googleの提案では、Chromeは2017年8月8日から段階的に2016年6月1日以前に発行されたすべてのSymantec、GeoTrust、RapidSSLブランドの証明書を警告/エラーの対象とすることを提案しています。
Google社の提案は現時点においても「提案」であり、Google社より実施について確定的な発表はありませんが、今回Google ChromeによるSSLサーバ証明書の警告/エラー表示と回避方法に関するメールを受信したお客様はGoogleの提案する警告/エラーの対象となる証明書をご利用のため、万が一この提案内容が実施された場合にも影響を回避いただけるよう、事前の対策として証明書の再発行および入れ替えなどの対応をいただくことを推奨申し上げます。

2016年6月1日以降に発行されたSSLサーバ証明書は対象ではありません。