コホート
アプリ成長の鍵は継続率!(リテンション分析を用いたアプリのグロースハック①)
コホートとは共通の条件や属性をもった特定のユーザーグループのことです。コホート分析はもともと人口統計学、疫学などの領域で用いられていました。
コーホートとは,「時間的・空間的に同じ特定の共有体験をもつことによって,共通の価値観や態度をもつと考えられる個人の集団のこと」を言います。
つまり,同じ時期に同じ場所で似たような体験をしてきたことで,似たような価値観や態度,行動をするようになった人たちのことを言います。
たとえば,Aという国で財政が破綻したことで,A国の人々が経済的に苦しい生活を強いられたとしましょう。
この財政破綻を経験した人たちは,1つのコーホートを形成していることになります。
これらの人たちは,お金に対する考え方・価値観が,A国以外の地域の人達と異なると予想されます。
さらに,同じA国の人でも財政破綻を直接経験していない人たちとでは,お金に対する考え方や価値観は異なると予想されます。
このように,ある特定の時間・空間のみを調査・研究するだけでは,普遍的なデータや結果が得られないため,そのコーホートの影響をできる限り排除していかなくてはならないのです。